上手にお酒

こんな方におすすめ

アルコールが大好き

付き合いで酒を飲む機会が多い

自他ともに認める宴会部長だ

お酒はほどほどなら良い効果
ビール中びん1本、ワイン2杯程度に

適量のアルコールは、「悪玉コレステロール」を減らし、動脈硬化予防に効果があるといわれています。ただし、飲みすぎると、高血圧や肝臓の中性脂肪を増やす原因になります。

適量の飲酒は、心臓や血管の病気によるリスクを下げます。
上記は日本で40~79歳の男女約11万人を9~11年間調査した結果。
(Lin Y et al. Ann Epidemiol,2005)

一日のアルコール摂取量は、純アルコール量で20g程度が目安です。下表は、アルコールの濃度から量を計算した表。ビールは中びん(あるいはロング缶)1本、ワインは2杯、ウィスキーなら水割りのダブルで1杯くらいが適量です。

なお、お酒の中でも赤ワインのポリフェノールには「抗酸化作用」があり、動脈硬化予防に効果があるといわれています。血液中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が、酸化されるのを抑制します(動脈硬化の詳しいメカニズムはこちら)。もちろん、飲み過ぎは良くないので適量は守ってください。

1日に飲んで良い酒量の目安(純アルコール量20g)

お酒の種類1日に飲む適量
ビール(中びん1本)500ml
ワイン(2杯)240ml
日本酒(1合)180ml
焼酎(0.5合)90ml
ウィスキー(ダブル1杯)60ml
ブランデー(ダブル1杯)60ml
※純アルコール量=お酒の量×アルコール度数/100×0.8

おつまみにも気を付けて

お酒を飲んでいると、唐揚げやいかの塩辛など、油や塩分の多いものを食べたくなります。アルコールの量だけでなく、おつまみにも気を付けなければいけません。揚げ物より、焼鳥やローストビーフなど、焼いたおつまみは、脂質やカロリーが低く、おすすめです。同じく、マヨネーズを使ったポテトサラダなどより定番の枝豆を、魚ならフライよりお刺身をつまむと良いでしょう。ワインに良く合うチーズは高脂質・高カロリーなので、食べ過ぎないようオリーブやピクルスを合わせていただくのが◎。