過去の質問と回答

心臓病・脳卒中

NEW動脈硬化は心臓病や脳卒中以外の引き金にもなる?

50代

コレステロールが少し高めです。動脈硬化が進むと心臓病や脳卒中になるといわれますが、それ以外に気をつけなければいけない病気はありますか?

動脈硬化が進むと、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、閉塞性下肢動脈硬化症などが起こることはよく知られています。このほかに、よくみられるのが、大動脈に動脈硬化が起こり、コブのように膨らんだ状態になる「大動脈瘤(りゅう)」です。コブが破裂すると、激痛が起こり、命の危険もあります。同じく、動脈硬化によって大動脈の内壁がはがれる「大動脈解離(かいり)」も激しい痛みや命の危険を伴います。
また、腎臓に血液を送っている腎動脈が動脈硬化を起こすと、「腎動脈狭窄(きょうさく)症」になります。腎動脈狭窄症になると血圧が上がったり、慢性腎臓病(CKD)から腎不全を起こすこともあります。 大動脈瘤も腎動脈狭窄症も初期にはほとんど症状がなく、症状が進行してから見つかることが多いため、コレステロールが高い場合は、定期的に検査を受けることをおすすめします。

NEW不整脈と動脈硬化、どちらが原因?

60代

不整脈があると、動脈硬化や脳卒中になると聞きました。動脈硬化が原因ではないのですか?どちらが原因なのかよくわかりません。

不整脈の原因には、冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症)・心臓弁の障害・心不全・先天性の心臓病・甲状腺異常・肺の病気などがあるといわれています。また、加齢やストレス、睡眠不足、疲労なども不整脈の引き金となります。
冠動脈疾患は、動脈硬化が原因で起こる疾患でもあるため、そうした意味では動脈硬化は不整脈の原因となります。一方で、不整脈があると、心臓がポンプとしての機能を発揮できなくなり、血流が正常でなくなって、血のかたまり(血栓)ができやすくなり、動脈硬化を進めたり、脳卒中の原因となる場合もあります。

頻脈と動悸、一時的なものでしょうか?

50代

会社の営業職です。飲み会に参加し、電車と徒歩で帰宅する途中に胸痛があり、自宅に帰って測ると脈拍が130と頻脈の状態でした。
動悸と胸部不快がありましたが30分位で脈も正常に戻り、症状も治まりました。病院に行ったほうがよいでしょうか?

頻脈があり、症状が30~40分続いたということですので、「心房細動」という不整脈だった可能性があります。
とくに働き盛りの男性では、暴飲暴食、不眠、過労などによっても心房細動が起こりやすく、今後、また起こるかも知れません。心房細動は心原性脳塞栓症の原因になることもありますので、次に症状があらわれたときの対応について、主治医とよく相談なさってください。

息切れとむくみの症状があります…

80代

高血圧があり、太っています。最近、立って少し動くだけではぁはぁ息切れしてしまい、足も象のように腫れています。どんな病気が考えられますか?また、何科に行けばよいのでしょうか?

息苦しく、下肢に浮腫があるということですので、心不全が疑われます。循環器内科などで診ていただくのがよいと思いますので、まずはかかりつけ医を受診して指示を受けてください。

「心臓麻痺(まひ)」「心臓発作」という言葉はなくなったの?

70代

昔よく、「心臓麻痺」や「心臓発作」という言葉を聞きましたが、いまはほとんど聞きません。いまはそういわないのですか?

「心臓麻痺」は医学用語ではなく、心臓のポンプ機能が非常に短時間に失われる意味で使われていた日常語といえます。
心臓麻痺に近い医学用語は、心室が震えた状態になり、血液を送り出せなくなってしまう「心室細動」だと思われますが、原因や対応方法の点において、必ずしも同じものを指しているとはいい難い部分もあります。
同様に、「心臓発作」は、心筋梗塞による突然死と同義と考えてよいと思います。

心房細動はどのように治療するの?

70代

10年前から高血圧で薬を飲んでいます。3年前、会社の健康診断で心房細動が見つかり、そのままにしていたのですが、その後、動悸で気分が悪くなり、2度も救急搬送されました。今後、症状が頻発するようであれば、手術も必要でしょうか?

心房細動がある程度長期に持続しており、高血圧を合併していることなどを考えると、まずは脳梗塞のリスクを避けるために抗凝固療法を確実に行う必要があるのではないでしょうか。
そのうえで、根治を目指すためにカテーテルアブレーション治療を行うかどうか、罹病期間、現在の心機能、左心房の大きさ、合併症の程度などを総合的に勘案して、治療方針を決定する必要があると思います。
これらの治療方針に関しては、循環器専門医、とくに不整脈専門医にご相談なさるのがよいと思います。

脳卒中や心臓病は遺伝する?

60代

脳梗塞や心筋梗塞は遺伝するのでしょうか? 祖母が脳梗塞で亡くなっているので心配です。

脳梗塞や心筋梗塞は動脈硬化が進行してきて起こってくる病気です。これらの動脈硬化性の病気が多い家系というものはあって、その原因の一つとして、遺伝性があることが知られています。
高血圧の場合には、両親が高血圧であれば、子どもは50%の確率で高血圧になります。
ただし、こうした遺伝因子は単一ではなく、さまざまな組み合わせがあるようです。警戒しなければならないのは、起こりやすい家系にある人、すなわち素因のある人ほど、通常の人以上に、日常生活には注意が必要である、ということです。

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