過去の質問と回答

薬・サプリ

コレステロールを下げすぎると血管がもろくなる?

50代

LDLコレステロール値を低下させるために、スタチン系の薬を服用した場合、低コレステロール(栄養不足)によって血管がもろくなり、出血しやすくなる可能性はありますか?

一般的にもともとコレステロールが低い人に脳出血が多いというデータは東西を問わずありますが、コレステロールが高い人のコレステロールを低下させたために血管がもろくなったという事実は報告されていません。下げすぎが心配な場合は、LDLコレステロールをどこまで下げるか、目標値を主治医とよく相談してください。

筋肉痛の副作用が少ない薬はありますか?

60代

LDLコレステロールが180㎎/dL前後あり、薬を飲んでいましたが、両ふくらはぎが痛くなり、薬の服用をやめてしまいました。やはり薬を飲んだほうがよいでしょうか?また、筋肉痛の少ない薬はありますか?

LDLコレステロールはかなり高いので、スタチンという種類の薬を服用することをおすすめします。スタチン系の薬は何種類かあり、ピタバスタチンやプラバスタチンという薬は筋肉痛の副作用が少ないといわれていますので、主治医とよく相談されてみてください。

LDLコレステロール162㎎/dLだと服薬は必要?

70代

健康診断でLDLコレステロール162mg/dL、HDLコレステロール85mg/dLでした。食事に気をつけ運動もしていますがLDLコレステロールに変化がありません。服薬をすすめる医師と、もう少し数値が上がってからでよいという医師がいらっしゃり、どうすべきか悩んでいます。

原則として、LDLコレステロールは160mg/dL未満にすることが望ましいと思いますが、HDLコレステロールが高めで、他の危険因子(高血圧や糖尿病など)もないようですので、必ずしも服薬が必要とはいえません。 できれば、頸動脈エコーの検査を受けて、動脈硬化が進んでいるか確認したほうがよいと思います。異常があれば、すぐに服薬を考慮すべきです。

足の痛みはコレステロールを下げる薬の副作用?

60代

3年前からコレステロールを下げる薬を飲んでいますが、最近、足がピリピリします。薬の副作用でしょうか?

コレステロールを下げる薬のなかで、HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)と呼ばれる薬には、副作用の一つに「横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)」という重篤なものがあります。これは、筋肉がとけて壊れ、筋肉の中のタンパクが血中に出てくるため腎不全が起こる大変厄介な副作用です。ただし、起こる頻度は極めてまれで、スタチンを飲んでいる人の0.02%程度といわれ、私自身、この副作用が起こった人を診た経験はまだありません。 しかし、筋肉が痛くなったり、筋力が落ちるといった状態になる方は、比較的多くいらっしゃいます。質問者様の場合、こちらの可能性もありますが、ピリピリするという表現はあまりされないようです。 心配な場合は、1~2週間お薬を飲むのをやめて、症状が改善するかどうか見てみるのもよいかもしれません。いずれにしても、主治医に相談されるのがよいと思います。

薬は一生飲み続けなければならないの?

50代

LDLコレステロールが高いといわれ、薬を服用するようにいわれました。脂質異常症の薬は、一生飲み続けなくてはいけないのでしょうか?

脂質異常症の薬物療法は、コレステロールや中性脂肪を下げ、血中の脂質を正常なバランスに保つために行うものです。高血圧の薬もそうですが、薬を服用して数値が正常になったからといって、薬をやめれば、数値は再び悪化してしまうため、長期的に薬を飲まなければならない人がほとんどです。一方で、生活習慣の見直しをきちんと行い、心血管疾患のリスクが健康な人と変わらないレベルになったと判断されれば、薬を中止したり、量を減らすことができるケースもあります。大切なのは、薬を飲み始めたからといって、薬だけに頼るのではなく、食事療法や運動療法を並行して続けることが重要です。

血液サラサラの薬と内出血の関係は?

70代

少しぶつかっただけでも、血管が切れて、内出血します。血液サラサラの薬を飲んでいるせいでしょうか?

年をとると、皮下の脂肪組織が少なくなり、皮膚の直下に血管が走るようになって、わずかな打ち身でも皮下出血を起こすようになります。血液サラサラの薬を服用している方は、いっそう出血が起こりやすくなりますので、家具などにぶつけないよう注意してください。

サプリメントでコレステロールは下げられる?

50代

20代の息子のコレステロール値が230mg/dLを超えたというので、サプリなどを勧めようかと思っています。科学的に効果が証明されている成分などはあるのでしょうか?

サプリに関するご質問ですが、わが国では健康食品として取り扱われています。健康食品にはいくつかのカテゴリーがあり、根拠のはっきりしているものが特定保健用食品(トクホ)というもので、生産者自身がその食品を用いた臨床試験を行い、論文として発表して消費者庁に提出し、専門家の審査を受けて、その根拠が認められたものが内閣総理大臣の認可食品として売り出されています。平成27年からはじまった機能性表示食品という食品は、そのもの自身の臨床試験は行っていませんが、その成分自体についてはすでに多くの研究がなされていて、それらの研究をまとめて、生産者自身が消費者庁に届け出ることにより、販売できるものです。国の認可ではなく、届け出制という点がトクホとの違いです。これ以外のものはいわゆるサプリとして生産者自身の責任において販売しており、国は関係しておりません。
これらが、患者さんのコレステロールを下げるかどうかは、トクホについてはその可能性は高いと思いますが、これで効果があるのであれば、食生活の改善が極めてよい方法であり、安価な方法ということができます。

生活習慣を改善すれば薬は飲まなくていい?

40代

総コレステロール値が252mg/dLあり、「下がらないようなら薬の服用を」と脅されました。薬には何となく抵抗があるのですが、減量や生活習慣の改善で値を下げるのではどう違うのですか?

生活習慣で改善することがベストです。ただし、もし糖尿病や慢性腎臓病などが合併している場合は別で、服薬する必要があるかもしれません。また、コレステロールが252mg/dlといってもLDL-コレステロールの値やHDL-コレステロールの値により、考え方が異なります。よしんばお薬を使う場合でも、食生活の改善は基本となりますので、まずは食生活・運動習慣の改善を心がけてください。

血液をサラサラにする薬はありますか?

30代

血液サラサラになる薬ってどんな薬?副作用は大丈夫?

動脈硬化の促進に関わる因子に血小板機能があります。この機能を抑制する血小板凝集抑制薬が血液をサラサラにする薬といわれています。アスピリン、チクロピジン、クロピドグレル、シロスタゾールなどといった薬です。副作用は出血しやすくなることです。脳出血を起こしたり、消化性潰瘍をつくりやすいので注意が必要です。

動脈硬化におすすめのサプリメントは?

40代

動脈硬化によいサプリメントなどがあるのでしょうか? 女性では閉経後から動脈硬化が進展しやすいと聞きます。

女性では閉経以後には動脈硬化が進行しやすくなります。この時期には特に予防のための注意が必要です。
サプリメントといわれるものには多様なものが販売されています。その中には、「血圧が高めの人に」、とか「コレステロールが気になる人のために」、などといっているものもあります。しかし、多数の人々について、サプリメントを摂取した人の集団と摂取しなかった人の集団を設けて、長い期間、服用を続けた上で、両群での効果を統計学的に比較して確かめたという研究はまだありません。つまり、学問的に効果が確実にあるといえる動脈硬化予防のためのサプリメントはまだ、ないといってよいように思います。

動脈硬化を治療する薬はありますか?

30代

動脈硬化の治療薬はありますか?どこで処方してもらえばよいですか?父が心臓病でなくなったので予防したいと思っています。

動脈硬化は血管壁の線維成分が増加して、硬くなり、内膜面に粥腫が形成されて内腔が狭くなって、内臓臓器の血流障害を生じてくる状態です。
これを治療するためには、動脈硬化を起こりやすくする要因を除いていくことが必要です。そのような要因としては、年齢、性差などというような、動かすことができない因子の他に、手を加えることができる高血圧、高脂血症、糖尿病などといった因子があります。これらの要因を治療することにより、動脈硬化は進行しにくくなるばかりか、場合によっては粥腫が小さくなって改善することも知られています。このような効果を動脈硬化の退縮といいます。
これらの治療薬はそれぞれの所見に見合って処方されたものでなければなりません。所見が対応していない状態で薬を使用するととんでもない副作用がみられることがあります。適正に薬を使用するためには、まずは、かかりつけ医にご相談ください。

カテゴリ

PAGE TOP