PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)ともいわれます。生死にかかわるような出来事に直面した後に自分の意志とは関係なくその体験が思い出され、当時と同じような恐怖を感じ、無力感や戦慄(せんりつ:恐ろしくて体が震えること)を生じたり、悪夢を見たりするなど、さまざまな症状があらわれる状態です。強い精神的な苦痛や生活機能にも支障がでます。生死にかかわるような衝撃的な出来事を直接体験した人にだけでなく、それを目撃した人に生じることがあります。
PTSDの症状は一過性で、時間とともに軽快することが少なくありません。数か月以上たってもつらい状態が続くときには専門機関に相談することが勧められています。