食品にどのような栄養成分がどれだけ含まれているのか、ひと目でわかるように示したものです。2015年に施行された「食品表示法」では、消費者がバランスのとれた食生活や適切な食品選択などに役立てることができるという理由から、あらかじめ包装されたすべての加工食品と添加物(業務用加工食品は除く)に、栄養成分表示が義務化されました。
食品表示基準で定められた栄養成分は、エネルギー(熱量)、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量(ナトリウム)の5項目です。そのほか任意項目として、飽和脂肪酸、食物繊維、糖質、糖類、n-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸、コレステロール、ミネラル類、ビタミン類があり、飽和脂肪酸と食物繊維については積極的な表示が推奨されています。