人間が生きていくうえで欠かせないミネラルの一種で、体内の水分量をいつも適切な状態に保ったり、神経や筋肉を正常に動かしたりするために重要な役割を果たしています。生命の維持に欠かせない重要な栄養素である一方で、とりすぎると高血圧などの生活習慣病を引き起こし、動脈硬化を進める原因となりますので、ふだんの食事などで減塩に努めることが大切です。
ここで注意したいのが、ナトリウムは塩の成分の一部ではありますが、「ナトリウム＝食塩」ではないということです。食品の栄養成分表示はナトリウムの量で記載されていることが多いため、食塩の量を知りたいときは、次の計算式（ナトリウム量〔mg〕×2.54÷1,000 ＝塩分相当量〔g〕）にあてはめると簡単に求めることができます。