ASO(Arteriosclerosis Obliterans)ともいわれ、動脈硬化によって血管が狭くなったり、詰まったりして、手足への血液の流れが悪くなる状態をいいます。足に起こることが多く、また、中高年以降の男性に多いといわれています。
閉塞性動脈硬化症では、足にしびれや冷感が現れ、典型的な症状として「一定の距離を歩くと足が痛むが、少し休むと治る」という間歇性跛行(かんけつせいはこう)がみられます。放置しておくと、安静時にも痛みが起こったり、潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)を起こすなど、重症化してしまいます。
検査としては、ABI(Ankle Brachial Index:足関節上腕血圧比)という指標があり、簡単に検査できます。
治療は、運動療法、薬物療法、カテーテル治療、バイパス手術などがあります。閉塞性動脈硬化症の人は、手足だけでなく全身の血管にも動脈硬化が進んでいる可能性が高く、肥満、喫煙、糖尿病、高血圧などの生活習慣病と大きく関わりますので、これらの治療も大切です。
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