脂質異常症の一つで、血液中にLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が多くなりすぎる(140 mg/dL 以上)状態のことです。食生活の欧米化による高脂質の食事や運動不足などが原因といわれ、放置したままでいると動脈硬化が進行します。増えすぎたLDLコレステロールは血管の壁に入り込み、プラークというコブができて、血管が狭くなり、血液の流れを悪くしてしまうためです。男性や閉経後の女性に多く、また、家族に脂質異常症や動脈硬化の人がいる場合は注意が必要です。治療は、食事療法や運動療法といった生活習慣の改善が基本ですが、動脈硬化の危険因子が多い人は早期から薬物療法も行われます。
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