不整脈の治療のひとつで、正式には経皮的カテーテル心筋焼灼術といいます。
カテーテル(細い管)を用いて、不整脈の原因となる心臓の異常な回路や興奮を発生させる部分を焼き切り(=アブレーション〈焼灼〉)、不整脈を抑える治療法です。ほとんどの場合、手術時間は2~3時間程度で、治療でできる傷口が小さく、合併症などがなければ入院期間も3~4日と短いといわれています。
なお、カテーテルの先端を高周波により発熱させて治療することが大半を占めますが、最近では心房細動の治療においてバルーン(風船)を用いた技術も選択肢となり、その物理的手法として加熱だけでなく冷凍、レーザーなども活用されています。