内膜障害(ないまくしょうがい)

血管の壁は内膜、中膜、外膜の3層からなります。内膜が面している内腔が血液が流れる空間です。内膜面が損傷した状態が内膜障害です。障害があると、ここにコレステロールがたまり、内腔が狭くなって、内腔狭窄(ないくうきょうさく)を作ります。内腔狭窄が進行すると、灌流領域の血流が損なわれ、狭心症や脳虚血、さらには心筋梗塞や脳梗塞を起こすようになります。