ポリフェノール

たくさんの(ポリ)フェノールという意味で、分子内にフェノール性水酸基という構造を多くもつ植物成分の総称です。光合成によってできる植物の色素や苦味の成分で、ほとんどの植物に含まれています。自然界には5,000種 以上のポリフェノールがあるといわれ、代表的なものに、緑茶に含まれるカテキン、大豆に含まれるイソフラボン、ブルーベリーに含まれるアントシアニンなどがあります。

体内にたまりすぎた活性酸素は、老化や病気の原因となるといわれていますが、ポリフェノールにはその活性酸素を取り除くはたらきがあります。また、血圧や血糖値のコントロールや血流改善、体脂肪の減少といった生活習慣病の予防にも役立つと考えられています。ただし、摂取後は数時間しか効果が持続しないともいわれるため、さまざまな食品からこまめにとることが必要です。