高中性脂肪血症(こうちゅうせいしぼうけっしょう)

血液中の脂質のうち、中性脂肪(トリグリセライド、TG)の値が高い(150mg/dL以上)状態の脂質異常症です。本来、中性脂肪はエネルギー源として働きますが、消費しきれずに余った分は、肝臓や脂肪細胞に蓄えられ、過剰になりすぎると脂肪肝や肥満の原因になります。

中性脂肪値が高い人はLDLコレステロール値も高いことが多く、また、中性脂肪はHDLコレステロールを減らしてしまう作用があるため、動脈硬化をはやめる原因となります。過度な飲酒を控え、食生活の改善や適度な運動が必要です。